補聴器を購入したのに効果が得られない

高価な補聴器だから言葉がハッキリ聴きとれるというわけではない。

「高価な補聴器を買ったのに、効果がなくて困っている」

こんな言葉、よく聞きます。

補聴器は万能ではありません。補聴器を購入する前に補聴器の限界を知り、自分自身の聞こえが補聴器によってどれほど改善できるかをしっかりと理解することが重要です。


ではなぜ、音や言葉をよりよく理解する為に購入した補聴器が思うような効果が得られないのか。その主な原因として、補聴器販売時に販売店のスタッフの方からの十分な説明がないもしくは聞いていないということが考えられます。販売時は、もちろんのこと。販売後も適切な対処がなされていないときに補聴器購入者からの不満の声というのは多くなる傾向があります。また、補聴器は、高い補聴器ほど、よく聞こえるというわけではありません。もちろん金額の差により高い補聴器ほど、性能がいいのは当たり前ですが、その違いや性能などの違いをよく理解して補聴器を求めるようにしましょう。

 補聴器の調整が適切にされていた場合であっても以下のような問題により、補聴器効果や補聴器購入者の不満に繋がっている場合があるので注意が必要です。

初歩的なことだと思うかもしれませんが、補聴器の着脱・操作・保存管理などの問題、ボリュームを操作できない、うまく耳へ取り付けができない、きっちり耳へ装着できないのでハウリング(ピーピー音)などがたえない、うまく補聴器が入らなくて、むりやり押し込む為に、耳が痛くなる、両耳装用の場合、左右をまちがえる、等々・・

では、こういった問題が起こらない為には、どうしたらよいか。。。。


それは、しっかりとお店の人とのコミュニケーションをとるといったことが大切になってきます。補聴器は、その人の環境や使い方、希望を取り入れて、一緒にあわせて作り出していくものです。今まで補聴器を装用した事もない人すべてが、単純に1度お店へ足を運んだだけでぴったりと合った補聴器を選べるとは思いがたいのが現状です。きこえや補聴器について説明し、助言しながら補聴器を選択していく、こういった流れの中で信頼関係が生まれ、よりよいフィッティング調整ができるものではないでしょうか。便宜的な問いや答えの中からどういうことに本当に困っているかなどといった実情を聞き出すのはなかなか難しいと思います。なので金額や利便さにつられてすぐに補聴器を購入するのではなくゆっくりと補聴器をかりてみて何度か微調整を繰り返していくことにより、より自分自身にあった補聴器が選択できるようになると思います。

 このように補聴器を購入する側の人が賢くなり、補聴器の機種選択や装用方法についてきっちりと説明してくれるかどうか。購入後の微調整やアフターフォローはどうなっているかなど、しっかりと補聴器のことについて納得理解して補聴器の購入をしていけば補聴器を購入したのに効果がでないといった声や、補聴器に対する不満なども減少してくるのではないでしょうか

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