ペースメーカー使用している人は補聴器は利用できないの

総務省発表の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器等へ及ぼす影響を防止す
るための指針」によれば
「携帯電話端末を植込み型医療機器の装着部位から15cm程度以上離すこと」 となっています。

ペースメーカーと補聴器の関係

ですが、補聴器は携帯電話と比較して、補聴器自体が発する電磁界は非常に微弱であるため、
ペースメーカーへの影響はないといわれています

補聴器のワイヤレス対応機器の放射出力電力が(2.4GHz対応モデル) 0.17mW(2.4GHz)ほど
といわれており、これを携帯電話(出力は250mWと想定)の場合との比較で換算すると、
「植込み型医療機器の装着部位から 1.5cm程度以上離すこと」 となります。
これは実使用上問題ない範囲です。 また、補聴器が発する磁界強度は、-15dBμA/m程度です。

詳しくは、
担当医師あるいは医療機器メーカーに 上記数値を提示の上、確認されることをお勧めしますが、
気になる方は、

ペースメーカーなどの埋め込み機器を利用している方で携帯電話などの通信機器と補聴器を同様に考えた
場合は、以下のことに気をつけるとよいでしょう。
(1)補聴器は所定の位置で装用する。耳にかける、または、耳穴に入れる
(2)補聴器を埋め込み機器から15センチ以上離し、胸ポケットなどに入れない。

参考

補聴器自体が発する電磁界は非常に微弱であることから、ペースメーカーへの影響はなく、
問題なく使用できます。 日本不整脈デバイス工業会(旧 ペースメーカ協議会)のWebサイトにある文書
「ペースメーカ、ICDをご使用のみなさまへ」 2013年(2015年10月改訂) によれば、
補聴器は「使用上心配のない機器」に分類されています。
ペースメーカーをご使用のみなさまへの注意事項について
http://www.jadia.or.jp/images/poster/wide/2013.pdf

補聴器のペースメーカーへの影響